現在のような近代医学がなかった時代には、熱,水,電気,徒手などの物理的手段が治療の中心でした。しかし、現在では薬や手術による治療が中心となり、これらの物理的手段は付随してつかわれています。20世紀になって、これらの物理的な治療手段は、医師により現在の“理学療法(physical therapy)”と呼ばれるようになりました。
“physical”とは、“身体(からだ)”を意味し、“therapy”とは“治療”を意味しています。すなわち、“理学療法士(physical therapist)”とは“身体を治療する者”を意味しており、リハビリテーション医療において重要な役割を果たしています。
また、WCPT(世界理学療法連盟)によれば、理学療法とは「治療体操,温熱,水,光線,マッサージ,電気による身体治療の科学である。」といわれており、理学療法士とは「障害を予防し、病人および障害者を社会復帰させるために働くとともに予防医学においても活動的であり、また臨床研究も行う。」とされています。
具体的には、主に「寝返る」・「起き上がる」・「座る」・「立つ」・「歩く」といった基本的な動作を“運動療法”・“物理療法”・“日常生活動作指導”などを行うことで、維持や改善させていく役割を担っています。 |